2019.10.22

ジープ・グラディエーターをAMゼネラルと共同で軍用車両に!

合衆国陸軍協会の2019年年次会合において、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のジープブランドと、軍用車両メーカーであるAMゼネラルは共同で、新型ジープ・グラディエーターをベースとした軽戦術車両のコンセプトモデルとしてのジープ・グラディエーターXMT(エクストリーム・ミリタリーグレード・トラック)を公開した。

そもそもAMゼネラルは、カイザー・ジープ時代に買収した軍用車両製造事業を子会社化して設立された会社であり、カイザーを買収したAMC(アメリカン・モーターズ・コーポレーション)がフランスのルノー傘下に入る際に独立したという経緯がある。HUMMER(ハマー、後のH1)の原型となるHMMWV(高機動多用途装輪車両)を開発・製造したのがその後のAMゼネラルであるから、JeepとHUMMERは同じメーカーが作ったとも言える。そのAMゼネラルが、市販向けジープの最新モデルであるグラディエーターをベースとした軍用車両を製作したことには、少なからぬ因縁を感じざるを得ない。

グラディエーターはもっともパワフルなミッドサイズのピックアップトラックであり、約3.5トンの牽引重量と約725kgの荷重に耐える。AMゼネラルにとって、XMTを製作するベースとしては理想的なトラックだったという。

AMゼネラルは、一連のパーツ&アクセサリーについてグラディエーターのオフロード走破性や輸送能力をさらに高めるに有用なものかどうかを見極め、軍用としての様々なニーズに応えられる専用パーツを製作してグラディエーターをアップグレードした。

このグラディエーターXMTは2020年後半には製造を開始。一般市販向けのグラディエーターは3.6ℓV6ガソリン車のみの設定だが、軍用車両としてはディーゼルエンジンの搭載車も用意されるという。AMゼネラルはアメリカ軍だけでなく、軽戦術車両メーカーとして世界の60ヶ国に顧客を持ち、今回のグラディエーターXMTはそうした海外での展開も視野に入れられている。

Jeep
https://www.jeep.com

AM General
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